細かく言うとキリがないので意味が大体わかったらok

文字数は多いけどサクッと読んで下さい。

この段階(暗唱に苦しむ)で文法とかやりだしたらとんでもない事になるので


春はあけぼの。 春は明け方がよい。 ‣あけぼの:明け方(曙) ‣春はあけぼのがをかし(→がおかし)。の「がをかし」が省略されていると考える。夏は~・秋は~・冬は~も同様。その他いろんなところで省略されている。全部は書いていないのでよろしく! ‣をかし(おかし):趣がある、よい

やうやう白くなりゆく、 だんだんと(辺りが)白くなってきて、 ‣やうやう(ようよう):だんだんと

山際少し明かりて、 山際が少しあかるくなってきて、 ‣山際(やまぎは→やまぎわ):山の稜線に接した****

紫立ちたる雲の細くたなびきたる。 紫がかった雲が細くたなびいているのがよい。

<aside> ✅ 教科書によっては「やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、」 となっていると思います。その場合は「だんだんと白くなっていく山際が少し明るくなってきて」というふうに意味をとらえて下さい。枕草子は原文はもちろんのことまともな写本もなくこれが絶対だ!と言えるものがないので教科書に合わせて解釈してください。(この部分以外でも) そもそも句読点はないし ^_^

</aside>


夏は夜。 夏は夜がよい。 ‣「がをかし」が省略されている。

月の頃は更なり。 満月の時期は言うまでもない。 ‣更なり(さらなり):言ふも更なり(言うもさらなり)の言ふもが省略されている。更なりの更は今更と言う意味です。言葉にするのも今更だ→言うまでもない

闇もなほ。 闇夜もなおよい。 ‣なほ(なお):なお、やはり

蛍の多く飛び違えたる。 蛍が多く飛びかっているのがよい。 ‣飛び違えたる(→飛び違いたる)